- アスピリンおよびジピリダモール*1を脳梗塞後の標準的な二次予防療法とすること:
- アスピリンの1日投与量は50 mg~300 mgとし、ジピリダモールMRは200 mg 1日2回とする。
- ジピリダモールに不耐の患者には、アスピリン単独が適切である。
- アスピリンに不耐の患者には、クロピドグレル75 mg 1日1回が適切な代替療法である。
- アスピリン治療を続けるためのプロトンポンプ阻害薬の追加は、アスピリンによる消化不良または他の消化管出血の重大なリスクがある場合に限って考慮すること。
- 抗凝固療法は:
- 禁忌でない限り、持続性または発作性心房細動(弁膜性または非弁膜性)の全患者に推奨される。
- 脳イメージングによって出血が否定されるまで、また、通常、身体障害性の脳梗塞の発症から14日が経過するまで、開始しないこと。
- 主に心臓に塞栓が検出されない限り、洞調律の患者に用いないこと。
- 再発性のTIAまたは脳卒中の患者は、イベントが単回生じた患者と同じ様式で管理すること。より集中的な抗血小板療法または抗凝固療法は、臨床試験または例外的臨床状況の一部としてのみ行うこと。
- 脳静脈洞血栓症と診断された患者(二次性脳出血の患者を含む)は、併存疾患によってその使用が妨げられない限り、full-dose抗凝固療法(最初にfull-doseヘパリンを投与し、その後ワーファリン(INR 2~3)を投与する)を施すこと。
- 急性動脈解離による二次性脳卒中の患者は、抗凝固薬または抗血小板薬のいずれかで治療すること。できれば、2つの治療の効果を比較するために無作為化対照比較試験の一部として治療する。
- 抗リン脂質抗体症候群を有する脳梗塞急性期の患者は、抗リン脂質抗体症候群のない脳梗塞急性期の患者と同じ様式で管理すること*2。
| *1: | ジピリダモール:アスピリンとの併用による脳梗塞再発予防は本邦での承認効能に含まれていない。 |
| *2: | 急性脳梗塞の患者における抗リン脂質抗体症候群を治療するための抗凝固薬と抗血小板薬の安全性および有効性に関して、何らかの推奨を裏付ける証拠は不十分であった。 |
National Clinical guidelines for stroke 3rd edition 2008, Royal College of Physicians





